忍者ブログ

猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

2018/04    03« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »05
絵を描くことはとても楽しく、入院した時は、自分自身や周りの人への慰めや励ましにもなる素敵ツールの一つでした。

けれども、子どもの頃は、図画工作の時間は苦行でしかありませんでした。折り紙は好きだったけれど、絵を描くのは嫌で嫌で。
そのくせ、絵画センスを持つ子がいると男女問わず、羨ましくも憧れ、おかしな話かもですが、好きになったりしていました。

1〜2年生の時同じクラスだったM君、3〜4年生の時はMさん、5〜6年生の時はOさん、N君。絵を描くのがうまくて好きでした。

何故、男女問わず惹かれたのか当時の深層心理は解りません。

絵が上手いM君の事が好きだった全盛期の2年生2学期、あれは平和学習の時だったから、もしかしたら、夏休みの出校日だったかもーーのある日。
少し年配の男の先生が副担任として来られました。確か、大きい城で大城先生だったと思います……お名前出してすみません。どうしてもお礼の気持ちを伝えたくて……私は、大城先生のおかげで絵を描く事が大好きになりました。

話を戻しますね。

小学時代は6年間、担任に不信感募らせ続けていた私。大城先生が副担任で教室に来られた時も、話などこれっぽっちも聞いていませんでした。ところが、不意に、

「莢猫さん」

と名前を呼ばれて慌てて先生を見たら、先生は空中でパッと何かを掴む仕草をした後、

「僕は今、あなたの視線を掴みました。あなたはもう、僕から目を反らせませんよ」

と仰いました。すると不思議なことに、本当に目が反らせなくなったのです。よそ見をしていた子等は次々に名前を呼ばれては視線を捕まえられてーーその印象が強すぎて、その後何を話されたのか忘れてしまいましたが、美術担当で図画工作を受け持つと言われた……と思います。

大城先生の最初の授業は校内スケッチでした。私が嫌々ながら画用紙に向き合っていると、

「僕、学校の近くの公民館でお絵描き教室やるんだよ。良かったら遊びにおいで」

と言われ、絵を描くのは嫌だけど先生は好きになっていたので(笑)、遊びに行ってみることにしました。

そして、放課後。公民館に行ってみるとーー床にはブルーシートが敷き詰められ、その真ん中に大きなバット、中には生のサバとアサリが入れてあって、それを囲むように数人の子どもが座っていました。

「やあ莢猫さん。よく来たね。ここに座って」

座るなり画用紙を渡されて、

「そこのサバ、描いてみようか」

やっぱり描かされるのね……半ば諦め気味に、適当に魚の形を描くと、

「おや、ヒレはどこ?」
「目の大きさってどのくらいかな」
「尻尾は本当にこんな形?」

先生に言われてサバを見直すと、自分が描いたのとはだいぶ違っていて、直していくうちにそれっぽい形になってきました。

「それじゃあ、色を塗ろうか」

その後も、見落としていた所を指摘してもらって色を塗り上げたら、本物のサバらしく描けました!

「絵を描く時はね、描きたいと思うものをよぉく見ること。よく見ながら、少しずつ描いていくといいよ」

先生の丁寧な指導のおかげで、少しだけ絵を描くのが好きになった私。先生のお絵描き教室には毎回参加して、うまく描くというよりは楽しく描く技を習得しました。
低学年では苦痛だった図画工作も、高学年になると待ち遠しい教科になり、中学高校では美術部に入部。

一時、美大系の進路も考えた私は、高校2、3年の夏休みに予備校のデッサン夏期講習にも行きました。
その頃は花のデッサンにはまっていて、レコードや電球を描くのは全然楽しくありませんでした。たまに一輪だけ花が配られる事があって、そんな時は花だけ目一杯描き込んで、

「花だけ満点」

なんて言われたり。講習期間中、数回来られる球美の先生と武蔵美の先生からは、

「うちの大学受験する時は、花持ってきなさい。試験課題の静物払い落として、『私はこれを描きます!』って花描きなさい。合格にしてあげるから」

と冗談交じりに言われて真に受けました。(笑)

習い事としてのお絵描きはここまででしたが、大学在学中も社会人時代も、花の写実画や抽象画、ルーズリーフの空きスペースにはフニャ絵を描き続けーー

入院中は、自分が取り替えたトイレットペーパーの芯にボールペンで絵を描いてました。これが病室の人達にウケて、次々描いていくうちに、ただのトイレットペーパーの芯がもらわれていく物になりーー
同室だった方々とは住所交換して、以来、毎月欠かさず絵手紙を送っています。

絵を描く楽しさを教えてくださった大城先生……人生観が変わるほどの大きな宝物をくださって、本当にありがとうございます。

拍手[11回]

PR
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

プロフィール

HN:
莢猫
年齢:
44
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

フリーエリア

ブログランキング・にほんブログ村へ



























<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- 猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]