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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

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それは、昼食後まったりしていた時のこと。慌ただしい様子でゴツイ神さんがやって来ました。

「あ、スサノオ。どした……」
「莢猫っ! 大至急、わしが祀られておる神社へ来い! わしの名の付いた神社でなければカミゴト行えぬ。急ぎ調べよ」

スサノオの名が付いた神社って……福岡県内にあったかしらん? 検索してみると、一番近くで八女の素戔嗚神社でした。近くて遠い八女ですがな。

「今から急いで行っても、神社には黄昏時くらいにしか着きませんが」
「構わぬ。そこで待っておるぞ。剣の護符を忘れるなよ」

只事ならぬ様子に猿田彦の顔も険しく、事は急を要するようで、とにもかくにも素戔嗚神社へレッツらゴー。本当に黄昏時ちょい前くらいに、何とか到着しました。
拝殿には物凄い形相のスサノオが待っていて、

「早よぉ護符を出せ、取り急ぎ神事を行う」

急かされてワタワタと護符を取り出し、賽銭箱の上に置くや、

「おぬしは手を合わせ目を閉じておけ」

見ていちゃーダメなのね、解りました。おとなしく言われた通りに合掌ポーズで目を閉じ……猿田彦や銀河まで、うちの身の回りで何やら呟きながらゴソゴソしていましたが、やがて、

「よし、目を開けても良いぞ、莢猫。護符を取れ」

名刺より小さなサイズの護符なのに、何なのこのズッシリ感……スサノオは汗を拭う仕草をしながら、

「そなたに我が剣を委ねる。然るべき時に、それを以て十字を切れ。良いな」

何ですと? うちに魔物退治の類をさせようってんじゃないでしょうね? うちなお清め必要な霊は魔物も清める覚悟はできとりますよあーた。

「その身に危険があっては、我等も困るのだ。いざという時の護身武具は持っておくに越したことはない。持っていけ」

スサノオの空恐ろし……真剣な眼差しに、やむなくその剣を預かって帰ることになりました。
いやはや、こんな物騒な物を託される側の身にもなってくなさいよ、本来これを受け取るのは、息子とされているオオクニヌシじゃありませんの?

「いや、アレに託す訳にはいかんのだ。使い道を誤る事態になれば、神界が揺らぎかねん」

あーすんごく、嫌な予感。いつか出雲へ行って言い訳せなん事案かなコレ。

「おぬしなら、絶対に使い道誤ることはない。信頼しておるから託すのだ。心せよ」

どうするよコレ。銀河見ても猿田彦見ても頷くので、仕方なく、託された剣を持って帰った、その夜ーー

雲造りの神さん方が、何やら大きな存在を包み込むようにして来られました。

「莢猫、助けておくれ。とある場所に封じられておった竜が、愚かな陰陽師にそのまま解放された……まずは封じられた怒りを解いてから開封すべきを、封だけ破りおった」

脳裏に、スサノオの顔が浮かびました。あんなに慌てて剣を託したがっていたのは、この件が絡んでいたからなのかー! てか、知っていたなら事情を説明してよん。

空を見上げると、二匹の竜が、まるで鏡写しのように左右対称渦巻いています。伝わってくる怒りの凄まじいこと……左こめかみ痛い。でも、

「その怒り、うちが全部引き取ります。どうぞうちとこ降りてきてくなさい」

愛すべき雲造りの神さん方の頼みですもの、断りませんよ。二匹の左右対称竜さんは、品定めするように降りてきました。あれ、何だか二匹いるのに違和感が。



「もしかしてあーた達、元は一匹だったんじゃない?」
「いかにも。我等は元一体であった。力強すぎたために二つに裂かれ、封じられたのだ」

声も重なる二匹の竜さん。何とかして1匹に戻してあげたい……そうだ、最近繋がった仏サイドの竜神さんに聞いてみよう。

たにゃた あきゃれ あまれ あむりて
あくしゃえ あぶはえ ぷにゃぱりゃーぷて
さるばぱーぱ ぷらしゃまにえ すばーはー
ありえ ぱーんどぅ すぱるにえ すばーはー

五大竜王真言を唱えると、五大竜王のリーダー、マナシさんが降りてきてくれました。

「ーーふむ、そういうことなら力を貸そう。まず、この2匹には仮の名を付けてやりなさい。仮、ということで、ガラス玉でよいから2匹の依代を……それでよい。一体化した時のための水晶玉も……しかし何でも持っておるの。よし。近くの竜神の祠を探しなさい。」

2個のガラス玉と水晶玉……持っててよかった。仮の名は右巻・左巻(まんまやん)と付けてガラス玉で休んでもらい、彼等が休んでいる間に怒りと穢れを抜いて、車で10分ほどの所に小さな神社も見つけてーー翌朝。

マナシさんに言われた通り、ガラス玉と水晶玉を持って神社へゴー。小さな祠の祭壇にそれらを並べて、社守り神さんには事情を話して、ちょっとの間場所を譲ってもらって……五大竜王真言を唱えると、5匹の竜王さんが揃って降りてこられました。

「準備は整ったようだの。後は玉移りの儀式とほぼ同じよ。そなたは目を閉じて、2匹が1匹になって、水晶玉へ移る想像しておきなさい」

ガラス玉2個を左手に持たされ、水晶玉は右手に握らされて、いざ妄想スイッチオン! 時間にすれば物の2、3分もなかったと思われますが……とてつもなく長い時が流れたように感じました……春巻の時と同じく、1匹になった竜が水晶玉の中に収まったイメージになったところで、

「よぉ頑張ったの。玉移りの儀式は終いじゃ。気をつけて帰れよ」

と、マナシさんに声をかけられました。ああ、本当に1匹になってる……よかったねい。皆さんありがとうございます!

「これで私は莢猫の竜になったのだな。冬に出会ったのだから冬巻とでも名乗ろう」

ちょっ……本気でそんなこと言ってますのん?

「そなたには春巻という竜が憑いておるではないか。真の名は考えておいてくれ」

冬巻ですかそーですか。ん、何だろうこの予感……まさか……まさかね。いやでも何だか、あと少なくとも2、3匹はうちの竜になりそうな気がする……何、含笑いしとるんですか冬巻。

「いや、もう少し親しくなってから話そう」

あーうん。確定事項やな。悟るの早くなってきた莢猫でした。

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プロフィール

HN:
莢猫
年齢:
46
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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