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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

2018/07    06« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »08
20歳になる年の大学生活は、1年の時よりは多少楽しめる方向に進みつつありました。ワンゲルに女の子が一人入部してくれて、その子と私は『ワンゲル運命共同体』になりました。

「良かった……今年、女の子入らんかったら、続けるかどうか考えとったわ」
「いや、先輩。私も先輩おらんかったら入部してません」

後輩が入ってきたことで、今までギリギリの精神力だけで続けてきたワンゲルも、少しだけ楽しくなりました。

そして、夏休みは、主治医から「もう通院しなくていいよ。完治とします」と言われ、更に少しだけ心軽くなった私。ただ、祖父からは「安心ならんから採血検査は続けなさい」と、卒業するまで毎年採血されました。なんだかんだ言っても、私を心配してくれてありがとうお祖父ちゃん。

秋の講義が始まってからしばらくして、心理学の教授から「もし余裕あったら、空きコマに研究室に来てもらえないか」と声をかけられました。必修科目でもあった心理学受講していたのですが、何かの適正テストやらロールシャッハテストやら、授業の一環で受けていたそのテスト結果について、話があると言われたのです。

自分の空きコマを告げて、先生のご都合に合わせて研究室を訪ねたところーー

「僕の息子がね、自閉症なんだよ」
「はい?」

突然の告白に一瞬茫然としかけた私は、

「莢猫さんも自閉症の『ケ』があるね。こないだやったテスト結果から判ったんだよ。テスト受けてもらった学生の中では君だけだったから、講義中に言うのはどうかと思って」
「はいぃ?」

次の先生の発言で、開いた口が塞がらない気分になりました。

……白血病完治の次は自閉症ですか……

「自閉症というものは先天性なんだよ。子どもの頃から、いろいろ大変だったんじゃない? 何を考えているのか分からないとか、言われたことない?」

言われてみれば、思い当たることばかりですわ、先生ーー何もかもが自閉症のせいだとは思いませんでしたが、先生は、

「それは君が悪いんじゃない、周囲の理解の足りなさが悪いんだ」

とおっしゃってくださいました。一瞬心沈みかけたけれど、息子さんが自閉症であることを明かした挙句のお話だったから、大変なのは私より親だったかもーーと思い直すことができました。

その日、帰ってすぐ祖父に『自閉症』がどんなものなのか聞きまくり、特集が載っていた医療雑誌も借りて読みましたーー専門用語ばかりで理解するのは大変でしたが、自分自身に対して納得することができました。

『どうして自分はこんなんだろう』から『自分は自閉症だからこんなんだったんだ』に変わって、心持ちも少しずつ変わっていきました。

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プロフィール

HN:
莢猫
年齢:
44
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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