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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

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大学時代、開業医である祖父宅に居候していた私。アルバイトは全面禁止されていたものの、ワンゲル装備や研究資料を買い集めるのに仕送りしてもらっている小遣いだけでは足らずーー時給400円という身内価格で、病院の受付嬢をさせてもらっていました。

祖父は元々外科医でしたが、私が居候した当時は総合内科的な病院になっていて、患者さんもほとんどがお腹の具合が悪い、風邪ひいた、眠れない、などで来られる方がほとんどでした。
更に、来られる患者さんのほとんどがお年寄りーー耳が遠かったり、人の話聞いてなかったりはザラ、そんな患者さんを相手にしている祖父もまた同類……診察は遅々としてはかどらずなのに、祖父は宵っ張りの朝寝坊で開業時間になっても診察室に来ないこと多々あり。

よくもまぁ、こんな病院に飽きもせず通院してくる患者さんいるよなってなくらい、のんびり病院でした。
通いの看護師さん二人もそんな祖父の事をよく分かっていて、血圧から採血から診察前に必要な処置はさっさと済ませてしまいます……診察待ちの患者さん達も大半が顔見知りで、お喋りに花咲くこと小一時間。今や時遅しと医師登場ーーあまりにも遅い時は、呼びに行きます。

「お祖父ちゃん、患者さんが6人診察待っていますよー」

具体的な数を言っても、全く急がない祖父……私が患者ならとおの昔に病院変えてるよ……はさておき。そんなユルい病院の受付ですから、自分自身もユルい気持ちで対応しないといけません。
複数薬を処方されるお年寄りには、一回に飲む薬を袋詰めにして『あさ』『ひる』『よる』と袋に大きくひらがなで書いて、その薬を渡す時にも、

「これが処方されたお薬になりますーー薬の名前と効果を説明ーー袋にいつ飲むのか書いていますから、朝・昼・夜の食後にお飲みくださいね」

この同じセリフを二度繰り返してから、薬を手渡し金額を言って支払い済ませてもらったら、看護師さん達と声を揃えて、

「お大事になさーい」

と送り出しますーー特に拍子を取っている訳ではないのですが、不思議と声がわりかし揃うのです。患者さんが靴を履いて出て行く時にもう一度、

「お大事になさーい」

(祖父の病院は玄関で靴を脱いで、スリッパを履いてもらう仕様になっています)

初めは多少ずれていた私も、卒業する頃には口を揃えて言えるようになりました。

「お大事になさーい」

病院受付アルバイトのおかげで、薬の効能や副作用・飲み合わせ・薬価・診察料など、だいぶ詳しくなりました。当時の医療事務資格があっさり取れそうなほど。
イヤイヤ、そんな資格取ってしまったら、祖父に「ここで働け」などと言われかねない……同期生の中にはそういった資格を取ってアルバイトに励む子等もいましたが、私の本分は『体力作り』……結局、資格は取らないまま4年間不定期に受付アルバイトさせてもらいました。

おかげでその後、自分が病院に行く時ある程度役に立ちましたーーあまり自慢にならない話だわ。病院にお世話にならずにいられるのが、一番です。

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プロフィール

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1973/09/06
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自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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