猫空世界〜あんなことこんなことあったでしょー記〜
生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。 シャーマン始めることになった話以降は、はてなブログ『超自然主義生活』で記事更新中。
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運良く高校入学できた私……点取り虫に徹する前に、入学してすぐからいろいろな壁にぶち当たりました。
特に、校則。入学したなら卒業するまで、その規則には従わないといけません。その規則の中でも厄介だったのが『髪型』でした。
私は入学してすぐ、風紀の先生に目をつけられました。カツラが校則に反するというのです。入学初日の風紀検査で槍玉に挙げられた私は、母に『カツラ証明書』なるものを実印付きで提出してもらって、何とか風紀検査をクリアしました。
その校則というのがーー
前髪は頭のてっぺんからこめかみ(耳の付け根あたり)までの範囲とし、眉につかないこととする。
眉を超えて伸ばす場合は、必ずヘアピンで全て止めること。
後ろ髪は肩につかないことを原則とし、肩を超える場合は必ずヘアゴムで結ぶこととする。
ヘアゴム・ヘアピンの色は、黒・茶・紺のみとする。
パーマ・染色は禁止。天然パーマ、あるいは生まれつきで髪の色が黒くない者は、その旨を記した証明書を提出すること。保護者の署名が無いものは認めない。髪色が薄い者は、黒く染めるのが望ましい。
確か、こんな感じの文言でした。
ちなみに、きちんとヘアピンで前髪を止めると『まると』、ヘアゴムで後ろ髪をきっちり結ぶと『まるむ』といって、髪を伸ばしてもいい合格点になりました。
当時ですら、「今時、戦前のごとオカッパ頭にしとるもんやらおらんやろ!」というご時世にこの校則。
一年のうちは反発して校則を守らない子が続出するも、風紀検査に引っかかるとその後すぐ風紀担当の先生に髪を切られ、自腹で髪を黒く染めさせられ……だんだん校則に従うようになってしまいます。それでも自分を貫きたい子は、退学するしかありませんでした。
実際、何人かの子は校則に従えずに退学していきました……当の私は、祖父のつてで入学できた高校ですもの、退学する訳にはいきません。
一年の時はカツラ着用証明書、2年になってカツラが要らなくなると今度は天然パーマ証明書を提出。←クセ毛は今もなお、です
薄らハゲを体験して髪をなるべく切りたくなかった私は、校則クリアするべく、眉超えの前髪はヘアピンで止め、後ろ髪はゴムでしっかり結びました。
ところが。こめかみのところの髪が……放射線治療のせいか細すぎて、何度ヘアピンで止め直しても、スルッと外れてしまうのです。
仕方がないので、風紀検査直前にヘアピンで止め直して難を逃れるも……風紀担当の先生の授業で、
「おいサヤネコ。その髪なんだ」
と指摘される始末。私はあえて先生の前でヘアピンを止め直して見せましたーー数分後。
「あー……親に一筆書いてもらえ」
「天パ証明書ならもう提出していますけど」
「いや、なんというかその……ウーパールーパー、じゃなくて、止めてもはねる髪の証明書だ」
日頃、冗談など口にすることのないカタブツ先生の発言に、クラスが静まり返りましたーー
その後しばらく、クラスメイトから『ウーパーさーやん』と呼ばれる羽目に……はねる髪については、証明書を提出して事なきを得ました、が。母曰く。
「こげなくだらん事で親のサイン求める風紀検査やらありえんやろ。聞いて呆れるわ」
仕方ないよ母さん……校則だもの。
特に、校則。入学したなら卒業するまで、その規則には従わないといけません。その規則の中でも厄介だったのが『髪型』でした。
私は入学してすぐ、風紀の先生に目をつけられました。カツラが校則に反するというのです。入学初日の風紀検査で槍玉に挙げられた私は、母に『カツラ証明書』なるものを実印付きで提出してもらって、何とか風紀検査をクリアしました。
その校則というのがーー
前髪は頭のてっぺんからこめかみ(耳の付け根あたり)までの範囲とし、眉につかないこととする。
眉を超えて伸ばす場合は、必ずヘアピンで全て止めること。
後ろ髪は肩につかないことを原則とし、肩を超える場合は必ずヘアゴムで結ぶこととする。
ヘアゴム・ヘアピンの色は、黒・茶・紺のみとする。
パーマ・染色は禁止。天然パーマ、あるいは生まれつきで髪の色が黒くない者は、その旨を記した証明書を提出すること。保護者の署名が無いものは認めない。髪色が薄い者は、黒く染めるのが望ましい。
確か、こんな感じの文言でした。
ちなみに、きちんとヘアピンで前髪を止めると『まると』、ヘアゴムで後ろ髪をきっちり結ぶと『まるむ』といって、髪を伸ばしてもいい合格点になりました。
当時ですら、「今時、戦前のごとオカッパ頭にしとるもんやらおらんやろ!」というご時世にこの校則。
一年のうちは反発して校則を守らない子が続出するも、風紀検査に引っかかるとその後すぐ風紀担当の先生に髪を切られ、自腹で髪を黒く染めさせられ……だんだん校則に従うようになってしまいます。それでも自分を貫きたい子は、退学するしかありませんでした。
実際、何人かの子は校則に従えずに退学していきました……当の私は、祖父のつてで入学できた高校ですもの、退学する訳にはいきません。
一年の時はカツラ着用証明書、2年になってカツラが要らなくなると今度は天然パーマ証明書を提出。←クセ毛は今もなお、です
薄らハゲを体験して髪をなるべく切りたくなかった私は、校則クリアするべく、眉超えの前髪はヘアピンで止め、後ろ髪はゴムでしっかり結びました。
ところが。こめかみのところの髪が……放射線治療のせいか細すぎて、何度ヘアピンで止め直しても、スルッと外れてしまうのです。
仕方がないので、風紀検査直前にヘアピンで止め直して難を逃れるも……風紀担当の先生の授業で、
「おいサヤネコ。その髪なんだ」
と指摘される始末。私はあえて先生の前でヘアピンを止め直して見せましたーー数分後。
「あー……親に一筆書いてもらえ」
「天パ証明書ならもう提出していますけど」
「いや、なんというかその……ウーパールーパー、じゃなくて、止めてもはねる髪の証明書だ」
日頃、冗談など口にすることのないカタブツ先生の発言に、クラスが静まり返りましたーー
その後しばらく、クラスメイトから『ウーパーさーやん』と呼ばれる羽目に……はねる髪については、証明書を提出して事なきを得ました、が。母曰く。
「こげなくだらん事で親のサイン求める風紀検査やらありえんやろ。聞いて呆れるわ」
仕方ないよ母さん……校則だもの。
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プロフィール
HN:
莢猫
年齢:
50
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。
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