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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

2018/04    03« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »05
私が15歳で人生計画を立てるのに、影で支えてくれる人がいました。子ども劇場がきっかけで知り合った、当時大学生の劇団員ーー初めは純粋に『お兄ちゃん』的存在でした。
6歳上だった彼は、私の勉強を見てくれたり、自分の夢を語ってくれていました。

副作用が辛すぎて、「もう死にたい」と泣いて愚痴をぶちまけた時も、授業についていけなくて「解らない所が分からない」負のスパイラルに陥りかけた時も、身内以上に親身になって、受け止め諭してくれました。

私にとって、本当に『良きお兄ちゃん』だったのですがーー高校生活が確定した春休みのある日。彼の方から、

「さやちゃんのこと、好きになったっちゃけど……付き合ってくれんかな。歳上すぎかな」

と告白されてビックリ! 一体、自分のどこが好きになったやら訳分からん、とは思ったけれど、彼のことは『好き』だったので素直にうなずきました。

その時、彼が言った『好き』と私が思っている『好き』は、何か違うな……とは思いましたが、彼と別れる時まで、その違いが何なのか、当時の私には分かりませんでした。

告白されて天にも昇る思いでしたが、現実問題として彼は大学生、世間に知れ渡れば犯罪者扱いされかねません。私は自分が大学生になるまで、ごく親しい間柄以外に打ち明ける事はありませんでした。

特に、親には絶対、知られる訳にはいかないと思った私。彼にお願いして、電話連絡は無し、やりとりは手紙で、彼の家の郵便受けを使わせてもらう事にしました。これでとりあえず、身内に知れることはありません。

大学生で劇団員だった彼。とても忙しい日々を送っていたと思います。自分の事で精一杯だった私は、彼の好意に対して、ただ甘えるばかりでした。

手紙でも、私はどちらかというとネガティブなことばかり書いていたのに、彼からの手紙はたまに厳しい文面もありましたが、優しさが感じられるものでした。

「生きていれば、必ずいいことがある。さやちゃんは将来どんなことをして暮らしたい?」

人はいつか死ぬんだから、それまでにやりたい事全部やっちゃおうよ。全部やるためには、さやちゃんの場合は体作りが必要だよ。とりあえず、20歳くらいまでの計画立ててごらんーー確か、こんな感じの手紙をもらいました。

そこで……高校でできるだけ勉強頑張って、大学入って、あんまりきつくない運動部か何かに入って、最低でも一般人ギリギリ体力くらいは身に付ける……という計画を立てました。
私のすぐ挫けてしまう質を見抜いていた彼は更に、私に『誓約書』を書かせて、

「ここに書いた計画は、家族にも友達にも話して聞かせること。そうする事で、自分に何度も言い聞かせる事にもなるし、良い事を言い続けていると必ず実現するから」

と釘を刺しましたーー彼の言う事は素直に聞けていた私は、この計画だけは、あちこちで言って回りました。

すると、あら不思議! 言った通りに周りが動いていきました!

大学受験もトントン拍子に進んで、祖父母宅で暮らすようになってからは、手紙と、テレホンカードをもらって電話したり……とはいえ、手紙も電話も一方通行だし、ワンゲルの活動がきつく体力・精神的余裕もなくなり、手紙も電話も滞りがちになって、夏休み。



大学院を休学して大阪へ行くという彼を見送ったのが最後になりました。

ーー9月になって、彼が所属していた劇団から小さな小包が届きました。中には団員さんからの手紙と彼が私宛に書いていたらしい便箋とジュエリーボックス。

『彼は照明器具が頭に当たって亡くなりました。これ、さやちゃん宛に持ち歩いていたみたいだったんで、彼の手帳と荷物、勝手に見て送らせてもらいました。ごめん。』

私も知っている、彼と一番仲の良かった劇団員さんから送られてきたものでした。そうでなくてもワンゲルでへたれていた時に、この知らせはショック過ぎてその後の記憶がちょっと飛んでいます。
小包送られてきたのは覚えているのですが、その中身は全く残っていません。多分、その時処分してしまったのではないかと思います……
もっとちゃんと話をすれば良かったと後悔しながら読んだ手紙に、

「最低でも、一般人ギリギリ体力を身につけるんだよな。ワンゲルがんばれよ」

と書いてあるのを見て、クシャクシャに丸めたのは覚えています。

その後、自分の泣き顔を鏡で見ながらカラーペンでスケッチして気持ちを落ち着かせたような気がします。泣き顔のスケッチは残っているのねー……

その後、彼の遺言(?)どおり、ワンゲルがんばって続けていくことになりますがーーほぼ、サークルのお荷物化していた私。続きは『体力勝負編』で語っていきますね。


当時描いた自画像です。あまり似てない……多分。

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1973/09/06
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ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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