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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

2018/07    06« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »08
今では、花粉症などを考慮して持ち込みを禁止している病院も多いのですが、私が入院していた時、母は差し入れの食べ物の他にも、よく花を持ってきてくれました。

その時、同室だった子のお母さんから、「花瓶に活ける花は良いけど、鉢植えは入院患者に根が生える(入院が長引く)から良くないんだよ」と教わり、母にも話して聞かせた覚えがあります。



母は、今も昔も、地植えや鉢植えで花を咲かせるのが趣味というか生き甲斐というかーー社宅の時は駐車場に花壇を造り、マンションに越してからはベランダが徐々にジャングル化していくほど鉢植えを並べた花好き。

私が入院した頃、同じ花好きの方からシャコバサボテンをもらって、苗を増やしたり花を咲かせるための試行錯誤中でした。(母がなかなか花を咲かせきれなかったのは知っていました)



秋から冬にかけて再入院したある日のこと。母は満開状態のシャコバサボテンを抱えて、嬉しそうに病室に入ってきました。



「見て見て、さや! こげん花がついたっちゃが!」



六人部屋にいた全員が母を見ました。母は、二人用土鍋サイズくらいの鉢植えを抱えて私のベッド際まで来て、誇らしげに朱赤満開のシャコバサボテンを花瓶の横に置いたのです。



「母さん……鉢植えは根が生えるけんダメって教わったやん」

「だって、こげん花芽ついたっちゃもん。キレイかろうが」

「そりゃ、キレイかばってん」



母は、花を咲かせられたのがよほど嬉しかったのでしょう。なんと、「明日持って帰るけん。一日くらいよかろ。キレイかけん」とシャコバサボテンを置いて帰ってしまいました。

同室のお母さんはさぞかし呆れられたと思います。母の姿が見えなくなってから、



「やっぱ枕元に鉢植えは良くなかけん、プレイルームに飾ってもらおうね」



と、わざわざ食堂まで運んでくださいました。(苦笑)







あれから、三十年ーー先日、実家マンションの玄関に、当時の子株だか孫株であろうシャコバサボテンが飾ってあったのを見て、思い出した出来事です。




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1973/09/06
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詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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