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猫空世界〜闘病生活から超自然主義にならざるを得ない生活になった世界〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。

2020/06    05« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »07
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それは、昼食後まったりしていた時のこと。慌ただしい様子でゴツイ神さんがやって来ました。

「あ、スサノオ。どした……」
「莢猫っ! 大至急、わしが祀られておる神社へ来い! わしの名の付いた神社でなければカミゴト行えぬ。急ぎ調べよ」

スサノオの名が付いた神社って……福岡県内にあったかしらん? 検索してみると、一番近くで八女の素戔嗚神社でした。近くて遠い八女ですがな。

「今から急いで行っても、神社には黄昏時くらいにしか着きませんが」
「構わぬ。そこで待っておるぞ。剣の護符を忘れるなよ」

只事ならぬ様子に猿田彦の顔も険しく、事は急を要するようで、とにもかくにも素戔嗚神社へレッツらゴー。本当に黄昏時ちょい前くらいに、何とか到着しました。
拝殿には物凄い形相のスサノオが待っていて、

「早よぉ護符を出せ、取り急ぎ神事を行う」

急かされてワタワタと護符を取り出し、賽銭箱の上に置くや、

「おぬしは手を合わせ目を閉じておけ」

見ていちゃーダメなのね、解りました。おとなしく言われた通りに合掌ポーズで目を閉じ……猿田彦や銀河まで、うちの身の回りで何やら呟きながらゴソゴソしていましたが、やがて、

「よし、目を開けても良いぞ、莢猫。護符を取れ」

名刺より小さなサイズの護符なのに、何なのこのズッシリ感……スサノオは汗を拭う仕草をしながら、

「そなたに我が剣を委ねる。然るべき時に、それを以て十字を切れ。良いな」

何ですと? うちに魔物退治の類をさせようってんじゃないでしょうね? うちなお清め必要な霊は魔物も清める覚悟はできとりますよあーた。

「その身に危険があっては、我等も困るのだ。いざという時の護身武具は持っておくに越したことはない。持っていけ」

スサノオの空恐ろし……真剣な眼差しに、やむなくその剣を預かって帰ることになりました。
いやはや、こんな物騒な物を託される側の身にもなってくなさいよ、本来これを受け取るのは、息子とされているオオクニヌシじゃありませんの?

「いや、アレに託す訳にはいかんのだ。使い道を誤る事態になれば、神界が揺らぎかねん」

あーすんごく、嫌な予感。いつか出雲へ行って言い訳せなん事案かなコレ。

「おぬしなら、絶対に使い道誤ることはない。信頼しておるから託すのだ。心せよ」

どうするよコレ。銀河見ても猿田彦見ても頷くので、仕方なく、託された剣を持って帰った、その夜ーー

雲造りの神さん方が、何やら大きな存在を包み込むようにして来られました。

「莢猫、助けておくれ。とある場所に封じられておった竜が、愚かな陰陽師にそのまま解放された……まずは封じられた怒りを解いてから開封すべきを、封だけ破りおった」

脳裏に、スサノオの顔が浮かびました。あんなに慌てて剣を託したがっていたのは、この件が絡んでいたからなのかー! てか、知っていたなら事情を説明してよん。

空を見上げると、二匹の竜が、まるで鏡写しのように左右対称渦巻いています。伝わってくる怒りの凄まじいこと……左こめかみ痛い。でも、

「その怒り、うちが全部引き取ります。どうぞうちとこ降りてきてくなさい」

愛すべき雲造りの神さん方の頼みですもの、断りませんよ。二匹の左右対称竜さんは、品定めするように降りてきました。あれ、何だか二匹いるのに違和感が。



「もしかしてあーた達、元は一匹だったんじゃない?」
「いかにも。我等は元一体であった。力強すぎたために二つに裂かれ、封じられたのだ」

声も重なる二匹の竜さん。何とかして1匹に戻してあげたい……そうだ、最近繋がった仏サイドの竜神さんに聞いてみよう。

たにゃた あきゃれ あまれ あむりて
あくしゃえ あぶはえ ぷにゃぱりゃーぷて
さるばぱーぱ ぷらしゃまにえ すばーはー
ありえ ぱーんどぅ すぱるにえ すばーはー

五大竜王真言を唱えると、五大竜王のリーダー、マナシさんが降りてきてくれました。

「ーーふむ、そういうことなら力を貸そう。まず、この2匹には仮の名を付けてやりなさい。仮、ということで、ガラス玉でよいから2匹の依代を……それでよい。一体化した時のための水晶玉も……しかし何でも持っておるの。よし。近くの竜神の祠を探しなさい。」

2個のガラス玉と水晶玉……持っててよかった。仮の名は右巻・左巻(まんまやん)と付けてガラス玉で休んでもらい、彼等が休んでいる間に怒りと穢れを抜いて、車で10分ほどの所に小さな神社も見つけてーー翌朝。

マナシさんに言われた通り、ガラス玉と水晶玉を持って神社へゴー。小さな祠の祭壇にそれらを並べて、社守り神さんには事情を話して、ちょっとの間場所を譲ってもらって……五大竜王真言を唱えると、5匹の竜王さんが揃って降りてこられました。

「準備は整ったようだの。後は玉移りの儀式とほぼ同じよ。そなたは目を閉じて、2匹が1匹になって、水晶玉へ移る想像しておきなさい」

ガラス玉2個を左手に持たされ、水晶玉は右手に握らされて、いざ妄想スイッチオン! 時間にすれば物の2、3分もなかったと思われますが……とてつもなく長い時が流れたように感じました……春巻の時と同じく、1匹になった竜が水晶玉の中に収まったイメージになったところで、

「よぉ頑張ったの。玉移りの儀式は終いじゃ。気をつけて帰れよ」

と、マナシさんに声をかけられました。ああ、本当に1匹になってる……よかったねい。皆さんありがとうございます!

「これで私は莢猫の竜になったのだな。冬に出会ったのだから冬巻とでも名乗ろう」

ちょっ……本気でそんなこと言ってますのん?

「そなたには春巻という竜が憑いておるではないか。真の名は考えておいてくれ」

冬巻ですかそーですか。ん、何だろうこの予感……まさか……まさかね。いやでも何だか、あと少なくとも2、3匹はうちの竜になりそうな気がする……何、含笑いしとるんですか冬巻。

「いや、もう少し親しくなってから話そう」

あーうん。確定事項やな。悟るの早くなってきた莢猫でした。

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いよいよ、空海さんにSの守護霊をやってもらうことになった次の日。朝駆けで英彦山へ向かいました。今年初めて見る雪がちらつく中、まずは英彦山神社へゴー!

今回の神社巡りには、猿田彦も猿女も憑いて来ていたためかーー神社に到着すると、社守りの神さんから眷属の天狗まで、鳥居からズラッと参道両サイドに並んでお出迎え。まるで某人間界のような有様に、ドン引きしながら……お参りって気分に全然ならん……実際、きちんとお参りしたのは、Sだけ。(曝)

気を取り直して高住神社へ赴くも、同じ面子が以下略。どうやら同じ社守り神さんの管轄だったようです。参拝らしい雰囲気にならない中、本殿に近づくと、早朝お勤めらしき年配のご婦人が掃除したりお守りグッズを並べたりしていました。
「おはようございます」と声をかけると、これを撫でると賢くなるという置物を出してきてくれたり、拝殿の右奥に御神水の湧き水があることを教えてくれたり。早速、湧き水の所へ行くと、水神さんがいて、

「よぉ来たよぉ来た。腕の石も清めてやるから両腕お出し」

と、両腕に着けていたブレスレットをキレイにしてくれました。ありがたや。
しばらく水神さんと戯れていたら、頭上からも「よぉ来た」と声をかけられて見上げると……ここの社は巨石の岩屋に建てられていたのでした。圧巻!

「おぬしほどの力があれば、我等に己が力を入れ足す事も出来るぞ。いずれ我等が親神と繋がる事もあろう、しかと望め」

この時はまだ、何の事やらサッパリコンでしたが、『望むものは全て手に入る』という事で、しっかり望みます。

せっかくここまで来たので、親へのお土産に英彦山ガラガラと、我が家の神々に捧げるべくお神酒を買って、Sを家まで送る途中、粟島神社へ寄り道。
本殿は工事中で立ち入れなかったけど、海神さんが迎えてくれて、

「我等は莢猫の味方じゃ。そなたが海を渡る時は全面的に見守ろう」

と約束してくれました。嬉しさと感激で思わず嬉し泣き……ありがたやーありがたや。

帰りに、温泉神社へも寄り道ーーしようとしたら、さんざん方違えさせられた挙句、ようやく到着……やれやれ。
夢に現れた温泉の神さんがしたり顔で迎えてくれました。嫌がらせですかあーた。まぁ辿り着けたからいいけどね、うん。
神社とは名ばかりのプレハブ本殿の前には、これまたボロボロな注連縄が提げてあって、何とも残念な様相。宝くじ当てたら注連縄奉納しますわと約束してーー

めいっぱいとゆーか、欲張りすぎた神社巡り終了。この後、高塚地蔵の所でまた方違え(道を間違えて)、バリバリ細い林道通るハメになったのは、ここだけの話。笑

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最初に現れたのは夢の中でした。
ヒト型で、四手(『紙垂』とも表記)の髪が生えた大きな四角い鬼面をつけたお姿でした。
うちな何故か、一目見るなりそれが何の神さんだか判ったような気がして、

「もしかして、温泉の神さんですか?」

と聞いたら、頷かれて、うちの体内をズルズルッと通り抜けられました(夢ですからね)。
通り抜けていくに従って、山神さん達とよく似た姿になっていきました。

余談ですが、莢猫の目にはこのように見えています。



「よぉ判ったの。Sが温泉に入った後おぬしと繋がったから、わしもここまで来れたのじゃ。長くヒト型に囚われておったが、ようやく解放された」

温泉の神さんがおっしゃることには、自然霊が神社などに祀られると、ヒト型にされてしまうのだとか。ヒト型って依代のことかしらん。
無知な莢猫にはサッパリコンな話ですが、何はともあれ、本来のお姿取り戻せて何よりでした……って、面越しでも何やら物言いたげな表情が窺えるのですけど?

「おぬし。その霊感アンテナとやら、真上にばかり伸ばしておらんで横に広げんか! もうガッツリこの国の人神界とは繋がっておるのだ。人神霊ばかり無駄にエネルギー供給するくらいなら、横に広げて自然神を包み込め!」

はい !? 自然神を包み込め? おっしゃる意味が分からんのですけ……温泉の神さんな鬼面をバッと取り払いぬーんと眼前に! ヒィ〜怖い怖い怖いこ

「波紋のように拡げていくのだ。良いな」

何をどうすれば良いやら、助けて! 銀河! 春巻 !!
うちの守護霊なハズーーの銀河はボソッと一言。

「おぬしが得意な妄想力を使えば良い」

も、妄想ってあーた。(絶句)

ーー目が覚めたら、にんまり顔の鬼面をつけた温泉の神さんが枕元におわしました。顔が、近すぎて怖

「おぬしが妄想力、とくと見せてもらおう」

妄想で良いんならいくらでもやりますよって、どうぞお帰りくなさい。合掌。

……その後、風呂を溜め湯にする度に、我が家へ来られる神さんになりました、とさ。
もう、とってもめでたいことにしておくよ、うん。←諦めの境地

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神社巡りの旅もいよいよ最終日。霧島神社は機会があればまた……ということで通過し、狭野神社へ。ここでも霧島東の神さんから言われたのと同じことを言われました。そして、

「しかと望め。全て思い通りに手に入る」

神さん方の言う通り、信じます。

最後の神社は……色々あったので名は伏せます……海の傍で海神さんの目が届く所であったにも関わらず、なんだか荒んだ雰囲気で、拝殿では何度も柏手を打っては幾つも幾つも願掛けをする老人がいたり、参道から禊の池に続く遊歩道にはゴミが落ちていたり……小さな林になっている所、木々が茂っていることで、かろうじて神域を保っているような体たらくの神社でした。

そこの社守りをしていた神さんの愚痴を聞きながら案内されたのは、禊の池『御池』ーー池の神さんは大きな姿で迎えてくれましたが、あっという間に身体が縮んでしまいました。

驚いていると、池の神さん曰く。

「先ほどの姿は以前の姿よ。今はこの通り、海神様から霊力分けていただきながら、細々と命繋いでおるのだ」

ここの社守り神さんと同じこと言っとらす……何をどうすれば良いやら……

「もう『祓って清める』時代はとおに終わっておる。人間の穢れはそこらに溢れ、わしらは中てられ放題。莢猫よ、早よぉ目覚めて我等を救ってたも」

神道祝詞のお約束文言『祓いたまえ清めたまえ』ーーこの言霊が、今や霊界全体に悪影響して及ぼしているーーそんなこと言われても、莢猫一人の力ではどうにもできませんがな(泣)。

「莢猫よ。せめて、ここの神官に、ここに清めの水晶を沈めるよう伝えておくれ」

あー……水晶……同じこと、霧島東神社近くの御池神さんにも同じこと言われた、けど……うち、水神さんをお清めできるような水晶は持っとらんでごめんなさいって、ゴミだけ拾ってきたのですがーー確かに、神主さんなら浄化された石など多少は持っているかもしれない。

一縷の望みをかけて社務所兼自宅のような建物に赴き、神主さんに神さんからの頼みを伝えましたが……見ず知らずの人間がいきなりアポなしで訪ねてきて『神さんが水晶玉沈めて欲しいと言っています』なんて言っても信じてもらえるはずなく……自分自身の説得力無さと神さんの言うこと信じてもらえなかった悲しさで大泣きしてしまいました。

うちななんて非力なんだろう! 今はまだこんなだけど、いつか必ず、うちが皆さんを救います !!

あんまりな神主の態度に、うちの後ろから様子を見ていた社守りの神さんは大激怒!

「御池の手入れもせん者、決して許さぬ。神官を偽る者、我が全霊もて祟ってやる」

自分が勤める神社の神さん怒らせるなんて、よほどですわ……神さんあまりにも怒るし、ますます悲しくなって子どものようにワンワン泣いていたら、離れた所で待っていたSが駆け寄ってきて慰めてくれました。

憑いてきてくれていた神さん方にも、神社の社守り神さんにも慰められ……気を取り直して、帰りの道レッツらゴー。
休憩するために寄ったコンビニ駐車場では、雲造りの神さん方が空一面に広がる彩雲を作って慰め励ましてくれ、帰る進行方向の道先では、虹の神さんが2本の虹を作り、

「半分やるから元気出せ」

と虹の受け皿を半分くれました。いやもう嬉しすぎて、また泣けてきちゃいました……あいや、今度は嬉し涙ですよって。余談ですが、後日、虹の神さんには、霊力バランス取るために残り半分の受け皿ももらいました。


大して彩雲写っていないのは、莢猫の写真撮る腕がヘッポコのせいです……虹は運転中であったため、写真はありません。

終わり良ければすべて良し。最後はとても幸せな気分でSを自宅まで送り届け、ホクホク気分で帰り着いたのでした。

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朝イチ参拝の計画立てていたのは、ホテルから小一時間離れた霧島東神社……向かう途中、霧島神社と霧島東神社のどちらへ行かせるか、神さん方が揉めていたのはここだけの話。笑
参拝時間とホテルには朝食摂るためにまた戻るので、逆算プラスでレッツらゴー!

町から山道に入ると、何故か雨が降り始めました。雨降り神さんには「おぬしが行く道に雨降らす時には、先か後にしてやる」と言われていたのに……

「すまんな莢猫。車に乗っておる者を清めねば神域へ入れてやれんと(神社の神に)言われた故」

え、そんなお穢れさん乗っていたかしらん? ふとバックミラーに目をやると。



ちょっ……何でヌシさん乗っとるん!

何とーー参拝お供に我が家から憑いてきた屋敷神コモラナイの横にーーホテルのヌシさんが、うちの(近くの川の)河童を二匹、膝に乗せて座っていたのです。うちのとりあえずの穢れ抜きでは、芯までキレイな魂になれていなかった模様。

「黙って憑いて来て申し訳ありません。コモノ等が少しでも私の言うことを聞いてくれるよう、こっそり憑いて来てしまいました」

河童にコモラナイもグルだったなんて……全くホントにもぉ。事前に言ってくれたら、普通に車乗せてあげてたよ! まぁ、既に憑いてきちゃってるし、追い出したりはしないから安心おし。何より、うちな運転中やし。笑

霧島東神社の手前にある御池に差し掛かると、池の神さんが待ち構えていて、子猫を摘まむようにヌシさんを車からヒョイッと引き抜きました。

「こやつは我が清めてやろう」

ありがたやーありがたやー。神社の敷地に入ると雨は小止みになり、車を止めて降りると完全に止みーー御池が見える所に立つと、大きな池神さんがピカピカになったヌシさんをうちの前に置いてくれました。良かったねぇヌシさん。

うちなここでも、国造の神さんに頼まれたのと同じことを頼まれました。その分……というのもなんですが、ご神気もたんまり頂きました。写真を撮る許可も頂いて、カメラ小僧なSはあちこちでシャッター切りまくり!
ホテルのヌシさんもたっぷりご神気頂いて、どうやら霊格もかなり上げてもらったようで、キラキラした姿になっていました。

「莢猫様のおかげで、御池の神様にも霧島東の神様にも大変良くして頂きました。ありがとうございます。一足先に失礼いたします」

と言うなり、飛んで行ってしまいました。早よ帰りたかったのねー……莢猫一行は参拝後、御池にも足を伸ばし、池神さんにご挨拶。
今回は水辺を清めるアイテムは何も持っていなかったので、池のほとりをゴミ拾いして歩き、ホテルへ引き返しました。

ホテルの玄関では、ヌシさんがコモノ等を従え三つ指ついて待っていました。言うこと聞いてもらえるようになったみたいで、何よりですたい。
朝食後、たくさんの妖等に見送られて、帰路途中にある神社へゴー! ……次号がファイナル。

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岩屋の社に到着したところで、二柱の神さんにはご神気が直接浴びられるポイントを教えてもらい、Sをそこに立たせている間……うちは社回りのゴミを片付けてスッキリさせて、ほんの少し神域っぽさを取り戻してから、一旦宿に戻って朝食を摂り、チェックアウト。

改めて西本宮・東本宮へ行って、天の岩戸があった所を覗かせてもらってーー現在は大きな岩神眷属の妖住処になっていましたーーその後、高千穂神社参拝、高千穂峡に向かえと言われ、一路ボート乗り場の駐車場へ。
昼前で、観光客が最も多い時間帯であったにも関わらず……うち等が到着すると同時に一台出て行き、本当に猿田彦様様でした。家族連れやカップルばかりの中、女二人で手漕ぎボートに乗るシュールさはさておき、滝のしぶきから岩と水と虹のご神気をたっぷり頂きました。そして、したたか濡れました。笑

ボート乗り場近くの定食屋でヤマメを堪能した後、次の目的地である霧島へゴー! 

ホテル到着後、荷物整理していたら、ブレス一本切れました……金策ブレスとして作っていたものでしたが、今考えるとありゃ身代わりだったかもしれないなぁ……それはさておき。
夕食の時間になり、食堂へ向かっていたら。



「莢猫様とお見受けいたします。お願いがございます、何卒お聞き届けくだされ」

見越し入道ごっつガタイのイイ妖が、目の前で三つ指ついて現れました。しかし、デカイのは図体ばかりで、妖力はスカスカ。銀河は『相手にするな』的態度でしたが、名指しで頼みごとなどされると断りづらいですよあーた……
何事ですのんと無言で聞き返したら、「自分はこの辺りの主で、近頃コモノ等が人間の穢れに中てられ過ぎて言うことを聞かなくなってしまい、ここの従業員や客に悪さばかりして困っている。自分を含め清めて欲しい」ーー
聞けば、かつてはコモノ等も彼に従い、昔からあるこの宿の客をひっそり見守っていたそうな。ところが次第に人間の邪気に中てられ荒んでいき、宿にいる者達にイタズラし放題になってしまったのだそう。
ヌシも初めのうちは妖力も統率力もあったので何とか暴走抑えていたものの、最近は力もほぼ使い果たし、じわじわと人間の穢れに病んできていたとか。

これからここに泊まる身としては内心穏やかではありません。早速、彼の穢れを抜いて、霊力も分けてやりましたがーーそれでも、邪鬼化してしまったコモノ等は彼の隙を突いてやりたい放題、Sは味噌汁をこぼしそうになるし、うちは小鉢を取り落としそうになるしーー叱ると今度は、厨房で皿の割れる音が二回響きました……こりゃひどい。

様子を伺っていた銀河は、つまらなそうにしていたくせにやおらスルッとうちの身体から離れました。

「やれ。わざわざ莢猫の手を煩わせるまでもない。わしが清めてやる」

脳裏にトムとジェリー的展開が浮かびましたが、銀河の方が確実に捕らえられるだろうな。好きにしていいよ、うん。

夕食が済んでも、銀河は戻ってきませんでしたーー時折、楽しげな野太い笑い声と、あちこちから小さな悲鳴が聞こえたのは、ここだけの話ーーっても、聞こえた人は、よほどか霊感ある人だったと思いますが。笑

銀河は湯上り時に帰ってきました。

「はぁ。喰った喰った」

悪さするコモノ等は、銀河に喰われて清められたはず。清められた連中は皆、健やかにあの世へ行けたはず。姿消えるほど穢れていなかったコモノ等には「仲間を返せ」と泣きつかれましたが、穢れた仲間とつるんでいたらあんた等も邪鬼に戻ってしまうでしょうがと諌めました。
やれやれ、これで安心して眠れるわ。ヌシさんも一安心……だよね、多分。

はてさて、ドタバタな旅はまだまだ続くーー

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五時起き六時出発で、神さんに言われた通り、西本宮・東本宮・天安河原へゴー。
まだ宮司もいない西本宮の境内で挨拶していると、

「まだ夜のうちにきおって。愚か者め」

と叱られちゃいました……誰だよ、夜明け前に出発しろって言ったの。まあいっか。笑
また出直します、と 一路、東本宮へ。
向かう途中、山道の方へ方違えさせられました……狭い林道でUターン……愛車が軽自動車で良かったぁ!

東本宮に到着すると、あれ? さっきまで傍にいた猿女がいない。東本宮の入口には電動の神像が立っていました。ちゅと怖い。笑笑
本殿に行くと、厚化粧した猿女がーー

「我は鈿女。ここまでよぉ来た。だが、まだ夜明け前ゆえ、まずは天安河原へ行き、宿で朝食摂ってから出直せ。なぁに、大丈夫。そなた等なら超えられる」

何のことやらサッパリコンでしたが、鈿女は境内のパワーポイントも教えてくれて、そこでエネルギーチャージさせてもらってから、天安河原へ。

だいぶ明るくなってきた河原の遊歩道を歩いて、岩屋の社まであと半分くらいの所でーー強烈な拒絶感が来ました。
田力男はすぐ判りましたがもう一方はどなた? 二柱の神さんが、通せん坊するように立ちはだかっています。

「わしはオモイカネじゃ。鈿女を味方につけておるようだが、わし等はそう簡単には認めんぞ」

何を認めないのか分かりませんがって、もしかして、国造神社で言われた事? 認めないも何も、うちな頼まれただけ……相手の好戦的な態度に、銀河が鎌首もたげて威嚇ポース取りました! うわーやめてお願い!
その時、後ろから来ていたSが何かにけつまずいたようで「うわっ」と声をあげました。
思わず、

「うちを傷つけるのは構わんけど、うちの大事な友達傷つけたら神さんといえども許さんよ!」

神さん相手にどエライ事叫んじゃいました。

Sビックリ、目の前にいた神さんもビックリした顔になりました。次の瞬間、拒絶的な空気が一転。

「あ、あいわかった。そなたの事は認める。ここの神気も存分に与えよう。その代わり、ちと社回りのゴミを片付けて欲しい」

認めてくれるのなら、ゴミ拾いくらい喜んでやりますよ。あ、天安河原の川の神さんが苦笑いしとらす……

「元人間の神霊は、実に図々しいの」

自然霊の神さんの言うことにゃあ、頷くしかありませんがな。

天安河原の川の神さんから、人間達へ伝言。



→さてさて。まだまだ びーこんてぃにゅー

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夜打ち朝駆けでS宅へ……早過ぎる朝食を食べさせてもらって、いざ出陣!
今回は九州の中心を南下して高千穂へ行き、日南線を北上して帰る神社巡りコース。

Sと事前にしっかり打ち合わせて、出発初日は熊本の国造神社へゴー。境内には阿蘇神社の神さんもおわしました。

実は数日前、阿蘇神社の神さんが国造神社の神さんに担がれて我が家へ来られました。

「わらわは阿蘇神社の神である。わらわを担いで来てくれたのは国造神社の神である。南へ足を延ばすのならば、ぜひ国造神社へ寄って欲しい」

Sとの神社巡りには国造神社も候補に入っていました。Sにこの話をしたところ、「じゃあ一番最初に行こう」という話になったのです。
ーー神社には昼過ぎに到着しましたが、神さん方は社から出迎えてくれました。阿蘇神社の神さん曰く、

「人間で言うところの『避難』じゃの。再建されるまではここにおる」

阿蘇神社は地震によって倒壊しましたが、その分、神社界隈の集落にはあまり被害がなかったそうで……聞けば神さんも相当無理をされたご様子。お願いですから、二度とそんな事しないで……お姿もボロボロじゃありませんか……

「確かに、もう懲りた。これからはそなたの意に沿おう。清めの役目だけでなく、神々の旗振りもお頼み申す」

旗振り……って、何? Sにそう言われた事を話すと、

「それってサヤちゃんが神様方の先導役って事なんじゃない?」

先導役ーー何はともあれ、阿蘇の神さんからの頼みとあらば、喜んで……銀河には後で「安請け合いするな」と叱られましたが、他に誰がやりますのん。うちの守護霊なら腹括ってちょうだい。

初日の参拝はここだけって事でーー所々、片側通行の道を行きながら地震の物凄さを痛感。けれども、天気も晴れ、景色の美しさにも恵まれて、神さんの計らいに感謝感謝で、日のあるうちに宿に到着。

古い民宿でしたが、一泊二食付きで宿の人たちも皆親切で……その家に憑いている妖達も皆、とても親切でした。笑
特に、畳の部屋に敷いてあった虎の柄の絨毯にはつがいの妖が憑いていて、

「寝る時はわしらの上に布団を敷くといい。夜中(畳の上)は冷えるぞ」

と教えてくれました。上に敷いちゃっていいの? うちな重たいよ?

「構わんよ。床が抜けるほど重くなければ大丈夫」

……ありがとう、ほにゃ遠慮なくそうさせてもらいます。笑
絨毯はちょうど布団二組載せられる大きさでした。夜は確かに、畳の隙間から冷気が上がってきて、絨毯様様でした。ありがとう、付喪神達!



そして、翌日。→ びー こんてぃにゅー……

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この家に引越してきてから、霊的にてんこ盛り過ぎた、八月目も終わる頃のこと。
ちょうどお昼時に近くのショッピングモールへ買い物に出かけた帰り、ソースの香ばしい匂いに誘われて、モール内たこ焼き屋の前で足を止めました。
久しくその手の物を買い食いしてなかったのと、瑞穂の「おいしそうだねぇ」の一言で食欲スイッチもオン! 1パック買ってイートインスペースで食べることにしました、が……

何なの、この拒絶感……おいしそうなのに食べられない圧力感。うちな猫舌なので、初めはアツアツだからだろうと思っていました。

ハフハフしながら、ゆっくり一口。うん、美味しい。美味しいけど、何なのこの感覚?

見ると、足元の三霊が恨めしそうにうちを見上げているのです。ああ、先にお供えしてからが良かったかな?

「あー、あんた達も食べる?」

三匹とも無言で首を振りーー結局、たこ焼き食べ終わるまで、恨めしい目線で見続けられました。何なのこのアウェー感とゆーか何とゆーか……スッキリしないまま、帰宅。

その日の晩、何かしら神さんの事柄についてネットで調べ物をしていたら。

『稲荷大明神(ざっくりでいうと狐霊)を信仰する者は、蛸を食べてはならない』

という記事に行き当たりました。

‪°Д°)Σ な ん で す と !?!?

背筋に冷たいものが走り振り返るとそこには、泣きだしそうな怒りだしそうな顔をしたウカタマさんがぁ〜〜! ヒィィィィィィィ……

「まさかとは思うたが、本当に知らなかったようだから、今回は赦す。だがそなた、狐霊が眷属であるという事は……わしが何をいわんとしておるかは」

解ります! はいっ、二度とタコは口にしませんッッ !!
ウカタマさん以下狐霊は皆ガッツリ祟り神である事、存じ上げておりますぅ !!!

ああ……知らぬが仏とは、まさにこの事。

‪(-人-)‬ チーン

ウカタマさんとは、先にかなり仲良くなっていたおかげで何とか許してもらいましたが、本来なら、知らずとはいえタコを口にした稲荷信仰者はガッツリお仕置きされ(祟られ)ます……本ッ当に気をつけてください。



「たとえば、すり身や中身が見えぬ食べ物の場合は仕方がない。これからも、それだけは赦してやろう。しかし、名に『蛸』がつく物は一切赦さぬ。よいな」

もちのろんですがな〜(滝汗)〜……アマテラスより目が怖い……

危うく、全国の狐霊を敵に回すところを、ウカタマさんが収めてくれました。が、その後も、チョイチョイ各地の狐霊には恨み言を言われる羽目になりました、とさ。とほほ。

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管狐のお清めに四苦八苦していた時ーー心友Sから誘われて、再びスピ整体師さんの所へ行きました。
前回、整体師さんの傍にはオオクニヌシとその息子、そしてスクナヒコがおわしたのですがーー
今回はずいぶん荒々しそうな神さんが傍におわしました。

もしかして、スサノオ? と思うや、ギョロッと大きな目とガッツリ目が合っちゃった。(汗)

「おぬし、何者だ。ただの『管持ち』ではなさそうだな」

猿田彦がかばうように間に立ってくれて、うちの施術中、色々と説明してくれました。

ありがとう猿田彦。

施術後ーーSが施術中の間、先ほどは不審者を見るような目を向けていたコワモテ神さんが、打って変わって好奇心に満ちた目で話しかけてきました。

「我はスサノオである。おぬしが莢猫であったか、名は既に聞き及んでおった。刀の護符を持っているであろう。神気を入れてやるから、気にくわぬ奴には護符を指に挟んで九字を切れ」

……九字を切れって何ですか?

「おぬしは仏の力の方が使いやすかろう。だから九字を切るのじゃ」

……返事になってないような気もするけど、まぁいっか。修験者がよくやるアレね。

臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前

これって、仏の力なの? 日本の民間信仰は、あれこれゴチャ混ぜになっちゃってるからなぁ……

「余計な事は考えんで良い。ほれ、やってみろ」

振り付けとゆーか動作を教わりながら、あらぬ方向を向いて

りん びょう とう しゃ かい じん れつ ざい ぜん !

何かがブハァッと割れていくのが見えました……今の、何ィーーーー !?

「おぉ……おぬしなかなかやるではないか。十字も切れそうだ」

十字を切るって、天と地と聖霊の御名においt……

「誰が耶蘇教と言った。天地玄妙神辺変通力離! 最後の一字は両手でやれ」

あ、それ知ってました……え、それもこの護符でやるの?

猿田彦まで目をキラキラさせて見守る中、言われた通りに、



何かがドバァッと飛び散るのが見えてーーついさっき施術してもらってスッキリしていたのが、何だかクタクタ感がドッと押し寄せてきたんですけど、何これぇ……ぐふっ。
うちのグダグタな感覚をよそに、何やら満足げに頷く猿田彦と、感激したように手を打つスサノオ……神さんの感覚は理解できまっしぇん。

「いやはや、噂に違わぬ子であった。わしはそなたが気に入った! 何かあったらわしを呼べ。いつでも力を貸してやる」

ありがとうございますーーって、この後、長距離運転で帰らなんのですが、クタクタですよって……その場でたんまり、ご神気頂きました。

いやいやいや、この疲労感抜いて欲しかったにゃー…………

超・グダグダになっても無事帰り着いた莢猫は、その日から九字も十字も切れるようになりました、とさ。めでたしめでたし。←コレ、本当にめでたいのか?

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プロフィール

HN:
莢猫
年齢:
46
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。

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