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猫空世界〜あんなことこんなことあったでしょー記〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。 シャーマン始めることになった話以降は、はてなブログ『超自然主義生活』で記事更新中。

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34歳になって、子宮口を塞ぐように育っていた4つの子宮筋腫を取りました。この時、子宮肥大症とも診断され、

「普通の人より経血量多いから、貧血など起こしやすいので気をつけて」

と主治医に言われていたもののーー何をどう気をつけるのよ? 筋腫を取ってから3ヶ月ほどは生理痛もなく経血も詰まることなくスッキリした感じでした、が。確かに出血量は半端なく、昼でも夜用、寝る時は紙パンツのようなものを穿いていないと布団が大変なことになりました……

そして、痛みのなかった生理は、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月ーー過ぎていくにつれ、経血の出が悪くなり、生理痛悪化の角度もぐんと鋭くなり、どうにかすると半月寝たきりになるほどの痛みに見舞われるようになりました。
やっと出血かと思うとレバーのような塊で、明らかに病的……なのに、婦人科に行っても鎮痛剤を処方され、

「専業主婦なら、安静にしておけばいいでしょ」

みたいなことを暗に言われる始末ーー男にも生理痛あればいいのに。そうだ、これからは生理が来るたびに呪ってやるぅ……サヤ・グナグナ・アンダ……私はあなた(男)を呪います。

読み聞かせも参加し辛くなり、朝の読み聞かせシフトからは外してもらい、昼休みのおはなし会組に定着しましたが、それも参加できないこと多数。

そんな折、自然番組で蝸牛が取り上げられていて、子どもの頃「便利な生き物だなぁ」と感心したのを思い出しました。蝸牛『カタツムリ』は雌雄同体で、出会った二匹のカタツムリはお互いに生殖孔に生殖器を挿入、どちらが産卵するかは神のみぞ知る、なのです。

人間も蝸牛みたく、どっちが妊娠するかは『神のみぞ知る』なら良かったのにーにーにー……以来、私は、生理が来る度に蝸牛が羨ましくなり、生理期間をこう命名したのです。

『蝸牛羨望週間』とーー。

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生協のグループ配で仲良くなったママ友Kさん、息子さんが通い始めた小学校で『読み聞かせ』というのをやり始めたので「一緒にやらない?」とお誘いを受けましたーーというのも。

生協で、私の好きな絵本作家さんの絵本がカタログに載っていて……ついつい注文してしまったところ、それを受け取る時にKさんが目ざとく見つけ、

「ねえ、さやちゃんそれ、絵本じゃない?」
「え、ああ……うん。好きな作家さんのが載っていたから注文したの」
「絵本、好きなんだ」
「う、うん。好き」
「じゃあさ、私と一緒に読み聞かせやらない?」

なんかやたらと食いつくなーと思ったら、小学校で朝の朝礼後の15分、絵本を読むサポーターを募集中とのことーー私は子どもの頃から、母が絵本好きでよく『読み聞かせ』してもらっていたので、二つ返事で引き受けました。

最初の年は、読み手の足らなかった6年生の教室へ。読み聞かせに慣れていない子が多かったので、とっつきにくいものではなく面白おかしい絵本を持って行きました。
佐々木マキ『ムッシュ・ムニエル』シリーズーー漫画のようにコマ割りしている絵本なので、読み進めるコマを指差しながら読みましたーーしばらくの間、6年生の子等からは、スーパーなどで遭遇すると「あ、ムッシュ・ムニエル」と指差されました。私のことはマダムとお呼び。(笑)

次の年は2年生、長新太さんや井上洋介さん、五味太郎さんなど、小さい子が喜びそうなシュールで面白い系作家さんの絵本をチョイス。
3年目あたりから、お昼休みに全学年対象にした『おはなし会』をやろうという話になって、看板を作ったりペープサートを作ったり……だんだん規模が大きくなってきました。

毎回おはなし会の看板作るのは大変で、繰り返し使える看板作ったら? と提案したところ「じゃ、作って」と任されて、工作と言いながらシーツにフェルトを縫い付けた看板作ったり、「人形劇もやりたい」という話が出て狼と三匹の子豚の雛形作ったり、がらがらどんのトロール着ぐるみ作ったりーー縫い物嫌いだけど、作るのは楽しかったです……大変だったけど……ぐふっ。

今では初期からのメンバーもほとんど入れ替わり、私自身『幽霊部員』のようなサポーター化してしまったので、看板や人形、トロール着ぐるみも誰が作ったか分からないモノになりました。(笑)
旅行の計画を立てると、飼い主様の仕事の都合でいつも月半ばから後半になっていました。何度も「生理期間は避けて欲しい」と訴えても、全然聞き入れてもらえませんでした。
新婚旅行もルンルンなはずの海外旅行も国内旅行も、全て、生理期間とかぶりました……目一杯楽しむつもりで旅するのに、楽しみ半減どころか激減ですよあーた。

当然、夫婦ラブラブな気分になれるはずもなく……旅先では拒否しまくったところが、飼い主様にはトラウマになってしまったようで、セックスレスになりました……欲求不満が過ぎたら浮気してやるぅ! と、言い続けて10年過ぎましたがな。

ーーは、置いといて。

誰のせいでそんなことになったのよと言いたい。私の生理周期を知っていたくせに、仕事優先で私の体調は二の次三の次の旅行計画が招いたラブラブ拒否ですよ。誰が好き好んで生理中にイチャイチャする気になると思っとーとね?

自業自得じゃーーーーっ!!

私がしてもいいよって時は「きつい」とか「疲れてるから」って相手にしてくれなかったくせに、私が拒否したらトラウマって、どうよええ?

話、逸れまくりましたね。

とにかく、結婚してから彼と出かける旅行はことごとく生理中で、本っ当に全然楽しくなかったので、ほとんど記憶に残っていないのです。残念。
モルディブ・中国・ヴェネチア・熊野古道、いろんな所に行きましたが、はっきり言って、楽しかったのはほんのひと時だけでした。
リベンジ独り旅やる!! と密かに目論んでいます。

私の人生を台無しにし続ける生理痛!! 生活のみならず、非日常の楽しみまで……半分以上は解ってくれない飼い主様のせいで……無くしてしまうなんて。

仕事で休み取れないんなら、1人で行かせてくれよ海外も。

太陽の塔見に行った時も、岡本太郎展も、独りで体調良い時にゆっくり見て回りたかったよ。ついてくんなバーカバーカバーカ……ぐすっ。

この頃はそれでもギリギリ、動いて回ることもできていたのですがーー次第に、起きていられないほどの激痛に見舞われる生理期間になっていきます。
だんだん、旅行どころの体調ではなくなってきましたーー

犬が食わぬものは猫も食いません、夫婦喧嘩のお話。

母は元来子ども嫌いな御仁なため、結婚する時、私には、

「たとえ離婚しても帰る家無いけんね」

と言い、飼い主様には、

「何があっても返さんでね。老後は独りで暮らしたいけん」

と豪語していましたーーという訳で、夫婦喧嘩しても「実家に帰らせていただきます」はありえないのです……不幸中の幸い(?)は、どんなに険悪な雰囲気になろうと、毎月のお小遣いは滞らない律儀な飼い主様に飼われていること。

喧嘩をした時、体調が良ければ車で家出しちゃいます。専業主婦猫ですから、発散するためには外に出かけないとやってられません!

もちろん、あんまり遠出すると出費増すのでほどほどの距離の所へゴー。十中八九、温泉地です。家出するぞ、と決めたら、行きたくなった温泉地の宿を検索。電話をかけてその日泊まれるか確認、荷物作るのはめんどいからタオル一枚持って出かけます。
不幸中の幸いその2は、自分が運転できる車があること。どこまでも行けちゃいます。いや、多分、車が無くても家出しようと思ったらすると思う、絶対。

猫で妻で嫁で孫、四役も器用にこなせる女ではありませんからーーーーッッ!! 残念!

喧嘩の理由は些細なものです。大抵はお互いの無神経な発言が発端です。夫婦喧嘩とはえてしてそんなもんです……何せ、『犬も食わない』代物です。

猫だって払い下げですよそんなん。

とはいえ、家出を兼ねて九州圏外から出ようとすると「心配だから」とついて来たがる飼い主様……家出の意味ねー解ってねー。
家出はなるべく、喧嘩直後、あるいは次の日の朝から突発的にやるのをお勧めします。「家出してやる」って宣言してしまうと「どこに行くの」とか「いつ行くの」とか「一緒に行く」とか言われて面倒事が膨れ上がります。

さ・て・お・き。家出は、独りになって頭を冷やす時間を作るのが目的です。そして、温泉で気分一新、美味しい物食べてご機嫌スイッチオン。
帰りはご当地のお土産買って、ルンルンルンーー飼い主様には(飼われている身分でも)上から目線でお土産を渡して、家出終了。

専業主婦にも、逃げる場所は必要です。私は車があるから、思い立ったらすぐ家出できるけど……家の中で鬱憤溜めて、夫と顔合わせるのが死ぬほど嫌になる前にーー距離を取って、冷静になって、解決策を探るのもあり、と、思います。

体調思わしくない時は、彼がいない間に飲み物や食べ物をたっぷり、布団も寝室から自分の部屋に移して、ドアにはつっかえ棒もして引きこもります。

「実家に帰らせていただきます」ができる人は活用していいと思います……夫婦喧嘩で自分が気付いていなかった相手の一面を知ることもできますし、我慢せずにぶつかるのもありでしょう。

我慢・忍耐は白血病闘病の時に使い果たした私。もう一生、我慢・忍耐はしません!

かかってこいやぁ!! 返り討ちに(家出)したる!
生理痛悪化のせいかどうかは分かりませんが、結婚生活が2年目になった頃から、立ちくらみや酷い時は失神したりするようになり、検査入院することになった私ーー検査結果から言うと、『低血圧』が病因でした。
急激にデブデブになったせい? 発症原因は結局判らず、主治医の先生からも、

「普通、あなたのような体型の方は逆に高血圧による失神が疑われるのですがね……その体型で血圧が低いのなら、特に改善する必要もありません。なまじ、血圧を上げる薬服用するよりは、なるべく低めの血圧を維持した方が体調管理としては望ましいと思われます」

と言われる始末。

確かに、朝早起きはずっと苦手でした。会社人時代も臨時雇用時代も派遣社員時代もーー朝早いのが大変でした。朝、台所に立とうものなら、まな板がホラー映画さながらに……ゲフンゲフン。
なので、独り暮らしの頃は夜のうちに弁当の算段を全て済ませて、朝はそれを弁当箱に詰めるだけにしていました。
主婦猫生活は3日目にまな板スプラッターにして、飼い主様に「もう弁当作りせんでいいから、朝は寝とって」と悲鳴を上げられました。

以来、朝寝を許された猫です。『亭主関白』のワンフレーズがこれで一つ消えました。が、笑えない事態は低血圧の悪化。生理痛も輪をかけて酷くなり、結婚2年目で食後の洗い物も飼い主様の仕事になりました。

そして、3年目。貧血でクラクラしたり、気を失って倒れたりするようになり、さすがに病院へ行ってみたところ、検査入院する羽目になりました。ここまでくると『関白失脚』ですよ。歌のように自分でカレーをチンして食べるなんてことはさせませんでしたが……週に一度の洗濯も、半分は彼の仕事になりました。

この時の検査入院は、貧血というか、失神を起こした原因を探るのがメインの検査入院であったために『生理痛』に関することはまるで検査項目に加えられていませんでした。
24時間血圧計を付けての、ルームランナーや自転車みたくこぐヤツに乗ったり、風呂に入る前と後の血圧変化を調べたり……入院期間が生理期間から外れていたために、何の影響もなく終わってしまいました。

個人的には、「絶対、生理痛が関係している」と思っていて、入院時主治医の先生にも相談したのですがいかんせん専門外……総合病院って、『科』が独立しているから融通きかないというか、何というか。

結局、「血圧は低いままでいいです。ただ、少し痩せた方がいいでしょう。血圧計を買って、自主的な検査は続けてください」という訳分からん診断で退院。
飼い主様が血圧計を買ってくれたので、ちょいちょい計っていましたがーー市販の血圧計って、上が85超えないとエラー表示しかしないとか。

気になる時に計る結果はいつもエラー。使えねー……
両家ご挨拶会で、彼が子どもの頃に犬を飼っていたことを知った私。更に、彼のお母さんは猫も好きだという話を聞いて、彼もきっと動物好きに違いないと思い、

「ねえねえ、ペット飼いたいなー」

と持ちかけたら、顔を思いっきりしかめて

「一匹で十分!」

と切り返されました。何の事か分からず、

「一匹って?」

と聞き返すと、ビシッと指を差されました。

「あたしゃ猫か犬か!」
「うん。猫」

……私は猫ですかそーですか。ならばあんたを『飼い主様』と呼んでやる。以来、私は猫になりました。
それはさておき。いろいろ追及してみたところ、亀やハムスターですら嫌だとのこと。どんだけ動物嫌いなん。

彼に、酒・男・タバコの三大道楽絶たれた私は、更に『結婚したら、もう働かなくていいから』とまで言われ、最後の砦的思いでペットの話を切り出したのに、けんもほろろ。
彼は私を専業主婦猫にするつもりです。主婦はともかく猫がそんなにおとなしくしていられる訳ありませんよ……これは、前途多難の予感。

こんなはずじゃなかったと思う反面、既に両家親に「別れんで」「帰ってくるな」なんて言われている手前、困った時のために貯蓄を……て、もう一銭も無いわ! 貯蓄ゼロからの出発で専業主婦って、退路絶たれてるやん!!

しかも。家計は彼がガッチリ握っていて、私の方がお小遣い制。捕まえた魚に餌をやらない夫にはならなさそうでも、この仕打ち。どんだけ独占欲強いとねって、そうか彼はバツイチやった……奥さんの浮気が元で離婚した(らしい)彼にとって、他に手立てを思いつかなかったのでしょう。

更に更に。彼はファンクラブに登録しているほどの『さだまさし』ファン。名曲(?)『亭主関白』に憧れているようでもありーー頭痛いわ、もう。

更に更に更に! 結婚が決まった途端、彼のご両親からの孫期待攻撃……彼は3人兄弟の長男でした……だが、子どもはもう産まん!! マゴマゴ言うなぁーーーーッッ!!!!

飼い猫生活が始まって、四月に入籍して、専業主婦猫ストレスで過食に走った私は、半年で一気に20キロ太りました……このままだと狂ってしまう……と、もらっていた家計費を握りしめ家出を決行。
でも、実家に帰る部屋はなし、勤務地だった温泉街で飛び込み泊。二泊目の宿を探していた時に彼から『ごめんなさい帰ってきてくださいお願いします』のメールが(一泊目は電話もメールも着拒否していました。一応二日目に解除したらまぁ)大量に届いて帰宅決意。帰る条件に、

「子ども(孫)は産めないから期待しないでくれと、あんたが言って」

絶対言うと約束してくれたから帰ったのに、その後も度々言われることがあって怒り心頭。

「全然言ってないじゃん! 一体どういうこと!?」
「う、あ、会ってから言おうと思って」
「会って言うっていつよ!!」
「正月しか会わん」
「それまで我慢しろっていうの? 冗談じゃない!! 今すぐ電話して」

ーー結局、その時はうやむやにされ、正月を迎えることになりました。私がトイレに行っている間にでも言ってくれれば良かったのに、私もいる前で、

「うちは子どもはいらん。だけんマゴマゴ言わんで。嫁と孫がいっぺんに来たと思って!」

酔った勢いがないと言えなかったようです。でも、それ以来、マゴマゴ言われる事は無くなりました。でも、この瞬間から、私は嫁孫になりました。

実際、嫁というより孫のように可愛がられています。彼のご両親とこには男兄弟しかいないので、なおさらかもしれません。世間の嫁姑問題は全くありません。大変ありがたいことです。ありがたいことではありますが、二役こなすのって難しいです。ハイ。

こうして、家庭内では主婦猫、家内では嫁孫になった私。

あーもう。繕うのは、やめよう。素のままが一番ですわ。どのみち猫気質だし、子どもっぽいし、気負う必要は全くなーし! そう思えるようになるまでは、後、数年かかります……





プロフィール

HN:
莢猫
年齢:
50
Webサイト:
性別:
女性
誕生日:
1973/09/06
職業:
自由業
趣味:
ビーズ細工・ドライブ
自己紹介:
詳しくはカテゴリー『プロフィール』で。
A型乙女座長女なのに、近頃は、AB型とかB型とか星座はともかく末っ子とか一人っ子とか言われる、ゴーイングマイウェイ主婦。
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