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猫空世界〜あんなことこんなことあったでしょー記〜

生まれて初めて触った動物が猫だったサヤネコです(以来ネコ好き)。 十二の時に死にかけ、三十代にも死にかけましたが、まだ生きています。死にたいと思った事も多々ありますが、なんだかんだで生きています。 生かされている事に感謝して、シャーマン始めました。 シャーマン始めることになった話以降は、はてなブログ『超自然主義生活』で記事更新中。

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4月1日、入社式。本社近くのアパートで一人暮らしを始めていた私。同僚は5人で歳も近く、すぐに仲良くなれたのは良かったのですがーーしょっぱなから心挫かれる事件がありました。

私は、3月半ばから研修期間の半年を先取りで、バイト入社していました。その時に「新入社員は全員、最初の一年は本社採用」と聞かされていたのですが……入社式でもらった本社の机に、私の名前はありませんでした。


よくよく見ると、本社から30キロほど離れた支店の所に私の名前があるじゃあありませんか。社長に直接理由を聞くと、

「新入社員の中で車持っとるのが、あんたしかおらんかったけんが」

理由になっとらん。すぐさま母に電話して会社に来てもらい、「契約違反だろう、本社採用にしろ」と訴えるも、

「その分の手当はつけるけんが、支店行って」

ーー初心者マークが毎日30キロ往復ですかそうですか。その日のうちに辞表書こうかと思いましたが、母から、

「しょうがない、石の上にも三年や。三年、この会社から盗めるもん(技術)はみんな盗んでから辞めり」

と言われて思いとどまり、過酷な通勤生活が始まりました。

その分の手当というのは、実質ただの交通費でした。悔しいので、遠回りした道を先輩社員に教えてもらい、その距離を通勤距離で登録。実際は教えてもらった近道を走って10キロ分、稼ぎました……雀の涙程度ですわ。

こうして、好きでもないマイカーに毎日乗る羽目になった私。けれども、このおかげで、随分と運転技術が向上したと、今では思っています。
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